今年ももう終わりが近づいてる。自己啓発力もなく、何の目標も無く、ひたすら会社と家を毎日往復する生活。唯一の趣味である釣りにも寒くて行けなくなる時期になってきた。
今は転勤で宮城県に住んでるけど、東北の冬はありえないぐらい寒い。青森なんかに比べれば全然マシだろうけど、関東出身の自分にとっては目が痛くて開けられないレベルだ。
個人的に宮城の釣りシーズンで稼働できると思ってるのは5月~11月の半年間。東北と言えばロックフィッシュが有名だけど、寒くて行く気にもならない。ロックフィッシュ用の釣具はたくさんあるけど。
家にいる時間も多くなってきたから、釣りを始めてやらかした失敗談を共有しようと思う。
釣り失敗談

そもそも釣りを始めたのが、YouTubeでアジング動画を見たのがきっかけだったんだけど、その時釣りっておしゃれでかっこよく見えたんだよね。今まで釣りなんかやったことがなかったんだけど、細いロッドで、細いラインで魚を釣る。
釣りって、おじさんが椅子に座ってやるものだと思ってたから、意外性があった。
細PEでプチップチッ、釣りよりライン結んでる時間が長い

アジ・メバルを狙おうと思うと、YouTuber達は口を揃えて細いラインをおすすめしてる。釣りが分かってくればその通りなんだけど、右も左も分からない人が最初からアジングなんかやるべきじゃない。
アジング動画を見てるとpe0.2号、pe0.3号で釣りしてるアングラーが多くいる。あれは経験を積んでるからできてるだけの話で、初心者がpe0.2号なんか使ってたら1日何回ラインブレイクするんだって話。実際に私がそうだったから。
ライトゲームだと1~5gのジグヘッドを使うことが多い。初心者が1gのジグヘッドを操作できるわけがない。感覚なんてほぼないし、試しに1円玉を目をつぶって手の甲に乗せてみるといいと思う。微かに感覚がある程度で、これを10m先にぶん投げて感覚が分かるのか、糸の先で。
操作性が分からないから何となくフォールしてるだけ、何となくアクションしてるだけの釣りになる。よって着底も分からず根がかりして細PEがプチッ、ジグヘッド・ワームさようならになる。
ライトゲームって一番難しいんじゃないか?釣りしてる気になってた初心者の自分も今思うと恥ずかしいし、釣具を本当に無駄にしてしまったと感じてる。海も汚しちゃったし。
正しいキャストが分からずロッド破損

独学で釣りを始めるとキャストの動作も独特になってくる。遠く飛ばせるキャスト方が正攻法になって体に染みつく。私自身矯正するのに時間がかかった。
私のキャストはサイド気味だった、頭の上からじゃなく体の真横からキャストするサイドキャスト。これは初心者は絶対やってはいけない、絶対に。2年ぐらい前にいつも通り釣りに行ってサイドキャストしてたんだけど、初心者がただ振り回してるだけのキャストだった。だからロッドの先がどこを向いてるかもキャスト時に理解できてない。結構アンダー気味だったのかな、見事にアスファルトにティップをぶつけてしまった。折れはしなかったけど見事にガイドが割れた。
硬いものでごしごしする分にはいいけど、衝撃には弱いんだよね釣具って。
サイドキャストって結構飛距離出るんだけど、ロッドへの負荷が半端ないし周りの人にぶつけてしまう可能性もある。ボートにのってオフショアやってるなら別だけど、初心者は基本ショアだからね。
大事な釣具を傷つけない、周りにぶつけて事故を起こさないためにも正しいキャストで始めることをおすすめする。ロッドの破損で釣り出来なくなって帰る羽目になったし、ださいし。
キャストの矯正する時に村田基さんの動画で勉強した。釣り業界のレジェンドでありパイオニア。
初心者にも分かりやすいように教えてくれるから本当に助かる、ぜひ参考にしてほしい。
根がかり、高切れ多発

一番やらかしてたなって思うのがこれ。釣りをやる以上切って離せないルアーロストの問題。
ルアーロストするのは根がかりか高切れが主な原因、もちろん魚に切られることもあるけど。
まず釣りやってて一番多いのが根がかりで、初心者の頃って着底が凄く分かりずらい。着底に気づかないから、海底の水の流れで岩とかにライン・フックが引っかかって根がかりが起こる。これは釣り数年やってても経験するんだけど、初心者だとすぐに引っ張ったりして引っかかった場所が食い込んで回収できなくなることが多い。もし頻繁に着底させるような釣りをするなら、回収の仕方を動画で学んでおくことをおすすめする。同時に着底後のリール動作も勉強しておこう。
次に高切れが初心者の頃につまづく課題点。最初は高切れする度に、力入れすぎた?ラインが痛んでた?指話すタイミング間違った?とか思ってたけど、非常にシンプルな原因だった。
私の高切れ要因は、ガイドにラインが絡んだままキャストしてブレイクに繋がってたことだった。実際にキャストする時に後方確認するんだけど、ロッドの穂先まで見てなかった。だからキャストする度にプチプチラインが切れちゃってたんだよね。本当にもったいないことをした。
YouTubeの釣り動画でも、キャストする前にルアーを垂らして少しラインを出す所作をする人がいるよね?あれはルアーの垂らしを調整する為って認識だったんだけど、ガイドにラインが絡んでないかを確認するのにも使えることが分かった。
それに気づいてからは毎回キャストの時に少しラインを出すのが癖になってる。でもそれで高切れを起こさなくなった=ルアーロスト、出費を抑えられるなら全然良い。
金のかかる趣味

釣りって本当に金がかかる趣味だと思う。釣り業界のマーケティングがうまいんだろうね、指の本数以上にロッドあるよ。無駄だよね。
無駄ってのは言い過ぎかもしれないけど、ゴルフと似たようなもんなのかな。次々新しいもの出されるから、どんどん買っちゃうよねこの趣味。本当に良くない。
ロッド・リールは最初から良いもの買うべき

釣りを始めると、釣りの沼にハマり始める。家に帰っても釣り動画を見漁って、雨の日には釣具屋に行ってる。マヒしてるね。
自分が持ってるロッドと比較して、欲しいと思ったロッドの良さしか目に入らなくなってくる。隣の家の芝は青いってやつだね。最初に安いロッド・リールを買うのも破損しても気にしなくていいとか、初心者だから覚えてから良いの買うとかいろいろあると思う。私も5千円ぐらいの安いロッドで始めた。
でも、釣りやってるとすぐに次の釣具が欲しくなるんだよね。釣れる日釣れない日がきっと出てくると思うんだけど、魚が釣れないことを釣具のせいにしがち。もっといい道具だったら釣れたとか思うようになってくる、これは必ずだから回避できない。
もっと良いものをって考えると必然的に高いもになってくる。釣りプロが動画で紹介してる物なんて基本的に高いやつしかないからね。高いって言葉は少し曖昧だけど、初心者からしたらロッド1万、リール1万で十分に高いなって感じる領域だと思う、そのラインでいい。
せめて1万円以上のロッド・リールを最初に買おう。2~4千円の価格帯かつ高評価でECサイトで出回ってるやつは、釣りを趣味に使用って人が買っていいレベルの商品じゃない。糸付きスピニングリールとかは論外。



